5月の第二日曜日は母の日・・・ 「母の日って日本だけの行事なの?」 「母の日っていつから始まったのだろう?」
その由来については、いくつかの説があるようです。 古くは古代ギリシャ時代、“神々の母”といわれたレア(リーア)という女性の神様をたたえる祭りがその起源と考える説もあるようです。
現在のような「母の日」が行われるようになったのは、20世紀初頭のアメリカで、アンナという母親思いの女性が起こした行動がきっかけであるとの説が有力のようです。
1908年、アメリカのウェストバージニア州に住むアンナという少女は、母の命日に追悼式を開き、そこで母が大好きだった白いカーネーションを参加者一人ひとりに手渡しました。
彼女の母、ミセス・ジャービスは早くに夫を亡くし、残された娘二人(そのうち一人は盲目だった)を一人で育て上げました。
アンナは母を想い、その後、母に感謝する日を祝日にすることを訴え続け、ついには、1910年ウェストバージニア州がはじめて「母の日」を祝日として認定しました。 そして1914年には、その時のアメリカ大統領だったウィルソンが5月の第二日曜日を母の日と制定。 ついに国の祝日として認められたのでした。
以上が、一般的に言われている「母の日の由来」ですが、本当はその背景に、もっと深い理念があったようです。
「平和への願い」と切っても切り離せない切実な思いが存在していたようです。
(興味のある方は、「母の日 本当の由来」で検索してみて下さい。)
日本で初めて母の日を祝う行事が行われたのは明治の末期頃で、1915年(大正4年)に教会で祝われ始め、徐々に一般に広まっていったと伝えられています。
昭和に入ると3月6日を母の日としていました。 この日は当時の皇后様の誕生日であったそうです。
現在のように国民的に広く知れ渡ったのは、戦後しばらくしてからだと言われています。
一説によると、1937年(昭和12年)に森永製菓が告知を始めたことがきっかけだったとも言われています。
1949年(昭和24年)ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に行われるようになりました。
※ 母の日の由来等については、「母の日お役立ち情報」等を参考にさせていただきました。